面接対策の基本のキを抑える

転職ノウハウ

こんにちは、KAIです。

「あなたは面接が得意ですか?」

こう聞かれて「はい、得意です!」と答えられる人はほとんどいないと思います。
これまでKAIは約3,000名の転職希望者の方々の相談に乗ってきていますが、面接が得意と答えた方は2,3名です

それほどまでに面接は誰もが苦手とするものです。
今回はそんな面接について書いていきます。
転職面接向けメインにはなりますが、就活面接でも応用できるかと思うのでよろしければ学生の皆さんもご覧ください
※noteも作成していますので、よろしければそちらもご参考ください!

★面接官が見ているポイントとは?
https://note.com/kaiak324/n/n77d8f3d3b35c

みんな同じ感覚を持っている=少し変えれば印象に残る

面接の雰囲気って独特ですよね。

「審査されている感じ」がある中で「自分の価値」を表現しなければならず、
お見送りだった時には「自分の全てが否定されたような気分」になってしまう人も多いと思います。

少し噛んでしまったり言うことを間違えてしまうと「あーもうダメだ・・・」と思ってしまって、そこから全てが悪い方向にいってしまった経験を誰しもが持っています。
無論、KAI自身も就活・転職面接を経験していますが恥ずかしながらかなりの苦戦を強いられていました。

人と人のコミュニケーションであるので、もちろん正解はなくナマモノであり「このやり方でうまくいった!」と手応えを掴んでも、次の面接でも同様のやり方が通用するとは限りません。

これはどんなに人とコミュニケーションをとってきた人材であっても同じで、
営業職で圧倒的成果を残しているお方であっても面接を苦手とする人はいますし、
反対に経理職のような折衝経験は比較的少ないお方であっても面接が上手いお方はいます。

なので大事なことは、そもそも完璧を求めすぎないことです。
私を含め、皆さん苦手な感覚を持っていますし、そんなことは採用のプロである面接官もわかっています。だから面接が苦手でも受かる人は受かります。

ただ当たり前ですが、基本は抑えていないと土俵には立てません。
基本を抑えれば戦えるので、まずそこを重点的に抑えましょう。

100人面接に行く人がいたら多くは苦手な人で、おそらく面接が本当に得意なのは2,3人です
その中で少しでも印象を変えることができたらそれだけで通過する可能性はぐっと上がります

基本のキを抑えるだけで、大きく変わる

人が面接されているところを見たことがある人はなかなかいないと思います。
面接はブラックボックス化されています。

だからこそ一人で何も考えずに対応しているとあらぬ誤解をしたまま、
ずーっと勿体ないお見送りを喰らってしまってしまうことも少なくないです。

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①誤解:面接では自分をアピールするために沢山話したほうがいい
→真実:面接はキャッチボール。相手が聞きたいことが何かを意識する
②誤解:自信満々だと引かれるから、謙虚な姿勢を持ったほうがいい
→真実:謙虚さと自信をバランスよく両方兼ね備える。不遜と謙虚は違う
③誤解:人柄の良さをアピールしたほうがいい
→真実:人柄は伝えるものではなく伝わるもの。そんなことより【貢献できる=利益を生み出せる人物】だと思ってもらうようにする
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誤解①:面接では自分をアピールするために沢山話したほうがいい


「合格したい」と思うばかりに面接官が聞いてもいないことを話し続けてしまう方は実は少なくありません。
面接官に聞くもっとも多いNGは「コミュニケーション能力が原因」となっていますが、
それを細分化すると「質問と回答にずれがあると感じた」というものになっています。

・転職理由を聞いているのに、志望動機を話してしまっている
・自己紹介をお願いしているのに、実績を長々と話していて自己PRになっている
・業務上の強みを教えてほしいのに、性格の強みを言い始めている
etc..

自分で聞いていればおかしいと思えるものの、
面接という独特な雰囲気と緊張の中で、第三者の視点を持つことは難しいことです。

だからこそ面接でのコミュニケーションの基本の型を身につけましょう。

■質問には①結論→②状況→③課題・想い→④行動→⑤結果の順で答える
※長くなる場合は①以外のどこかを削りましょう
■自分が話し続けていても良い時間は30秒です。だいたい200文字です。
※Twitterをイメージするとわかりやすいですが、例えば2ツイート分をずっと話し続けられたら嫌だと思います。あくまでキャッチボールということを意識しましょう。
■聞かれたこと+αで返す。αは自分が次に話したいことの種にできるとベストです。
例:「転職理由はなんですか?」『主な転職理由は●●です。現職では××を経験できたことは自分の今後のキャリアに繋がっていると感じています。その中で▲▲が叶わず、今後は■■をやりたいと思いこの度転職活動をしております』
→次に話したいことは■■!(”転職理由”というネガティブになりやすいことではなく志望動機に繋がる”やりたいこと”を話したい!)

これだけでぐっと印象が変わります。

誤解②:自信満々だと引かれるから、謙虚な姿勢を持ったほうがいい


「彼は謙虚な人」と聞いたら、どんな印象を持つでしょうか?
おそらく多くの人はプラスな印象を持つと思います。

では今度は「自信のない人」と聞いたら、どうでしょうか?
これはマイナスな印象になると思います。

でも実はこの2つは違う側面から見ているだけで同じことを言っています。
大事なことは事実ではなく、どう受け取られるかです。
残念ながらあなたが謙虚な人か自信がない人かを決めるのはあなたではありません。他人です。

告白のシーンを思い浮かべるとわかりやすいと思います。
女性が男性に告白される時に
「僕よりも優しい人はいっぱいいるし、かっこいい人もたくさんいるんだけど、それでもよかったら僕と付き合ってくれませんか?」
と言われたら、付き合いたいと思う女性がどれほどいるでしょうか?
「謙虚な人でステキ!」と思われますか?

面接官はシビアです。なぜならお金がかかっているからです。
自信がない人は採用しません。そんな人に業務を任せたくありません。

もちろん反対に自信満々な人も困ります。
なぜならビジネスに正解はないからです。

初デートで「僕は君を絶対に幸せにできる。確信したんだ。付き合って欲しい」と言われて、
「この人なら幸せにしてくれる!❤️」と思う人は少ないハズです。
「は?何言ってんだこいつ?」がほとんどの反応でしょう。

大事なものはバランス。
一般的な統計だと女性は謙虚がち、男性は自信満々がちなので、
女性は自信を持って話すこと、男性は謙虚な部分を見せることを意識すると良いです。

誤解③:人柄の良さをアピールしたほうがいい

「面接官が一番見ているポイントはなんだと思いますか?」と聞くと、
十中八九、「その人の人柄や性格だと思います」と返ってきます。

もちろん人柄も大事ですが、それは二の次で、
一番大事なことは「利益を生み出せる人材かどうか」です。

基本的に企業がヒトを採用するとなったら総額200万円以上のコストがかかっています。
(採用Fee+面接官の人件費+教育費+慣れるまでは赤字人材であることもコストです)
※新卒採用においては「この学生を採用したら2億円の価値を生み出してくれるかどうか」で判断している人事担当者もいます。

「私は●●な性格なので御社に貢献できます」では弱いです。
誤解②につながりますが、そもそも”●●な性格かどうか”を判断するのはあなたではなく面接官ですから。
「私は●●をやってきたので、御社では××ができると思っています」と言えるようにしましょう。

乱暴に表現すれば「●●だから御社に私は合っているよ。だから採用して」ではなく、
「●●だから私役立つよ。だから採用して」
と言えないと面接は通過しにくいです。

これらの先入観・誤解を解き、真実に近い面接対応をすることで、通過率はぐっと上がります。
私がこれまで面接対策をさせていただいた方の中には、3社応募してその全てで内定を獲得した方もいます(全て面接の評価が高く、年収が50万円以上アップしています)

面接で手応えがあると、年収交渉がしやすくなったり、入社後のキャリアについて企業から詳細に説明されるようになったら、
得られる情報が増えますし、何より自分に自信を持てるようになります。

面接が苦手な人は多くいますが、面接で話すことがない人はいません。絶対アピールできます。
少しでもみなさんの面接力アップに貢献できていると嬉しいです。

以上、KAIでした。

Profile
KAI
KAI

▼偏差値30台高校から中央大学へ入学。量子力学専攻(物理)→教員免許(数学)を取得→卒業後は塾講師(英語)になるというアホさの持ち主
▼PR会社で法人営業・大手人材会社でキャリアアドバイザー(転職エージェント)を経験
◯カウンセリング実績は3000名以上!!
◯顧客親密事例賞を多数獲得&全社1位獲得経験!!
◯小学生へキャリア教育、社会復帰支援、うつ病経験者の就業支援、NPO支援にも関与
→面接対策やキャリアのご相談は名前をクリックしてみてください!
▼ビジョン
『もっとはたらくを気軽に話せる世の中に』

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